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「小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法」はあちゅう・村上萌

今回は、この本の感想を書きます。 

 

 

 

 

 

 

もともとはあちゅうさんのことは大学生のころから知っていました。
私が大学1年生のときに、はあちゅうさんは4年生。同じ学生でありながら多方面で活躍している姿に憧れていました。初の単独著作を購入し、世界一周から帰国後のイベントに行き、サインまでしてもらったり。

 

 

 

 

 

 

サインの日付は2009年3月。7年半…そんなに経ったのか、という感じ。
学生の頃は何度も読み返して、いろいろなことに挑戦する原動力にしていました。結局大したことはできなかったけれど。

私が社会人になってからはあちゅうさんを追いかけることはなくなっていたけれど、キャリアを考えるようになったときにふと思い出し、著作を読んでみたという次第。
村上萌さんのことは今まで存じませんでした。

この本では、おふたりの今までの紆余曲折について、自分探し期・試行錯誤期・理想の自分実現期の3ステージに分けて書かれています。

 ちょうど私が憧れていた時代のはあちゅうさん。そんな時代をこの本では「気づいたらそれなりにいろいろ器用にできるけど、突出したものはなく、やりたいこともよくわからない人間になっていた」と書いている。世界一周についても、「環境をいくら変えても自分は何も変わらない」と振り返っている。
自分が信じてきたものを否定されたような気がして、初めはショックを受けた。ただ、社会人経験を積んでから学生時代を振り返ったらそんなふうにも感じるかなーとも思えた。

村上さんの方で印象に残ったのは、初めの生い立ちの部分。
「何かをしなさい」とか、「あなたはこうでなくちゃだめ」と言われたことは一度もなく、常に自分の選択が尊重される環境で育つ中で、反対に正解は何かを探してしまうようになったという。細かくあれしちゃだめこうしなきゃだめと、正解・不正解を与えられてきた私にとってはずっと羨ましく思ってきた環境だったけれど、それも必ずしも良いことばかりとは限らないんだと気付いた。

試行錯誤期

もし私の人生もこの3つのステージに分けられるとするなら、今はここにいるんだろうなと思う。

この章で一番印象に残っているのは、はあちゅうさんの「仕事の結果ではなく、プロセスに幸せを見出す」という言葉。
この試験が終われば、この仕事が終われば幸せ…という考え方は私にも染み付いている。学生のときは試験の後の長期休暇を楽しみに乗り切れていたけれど、社会人になるとそうはいかない。毎日毎日仕事はふってくるし、ひとつ一段落しないうちに次の山がやってくるのも日常茶飯事。そんな状況で、この考え方ではいつまでたっても幸せになんてなれない。
そうではなくて、その過程に幸せを感じればよくて、私はいつだって幸せになっていいんだって思えた。
今までは変にストイックというか、無意識のうちに「目標が達成できていないのに幸せになってはいけない」「頑張るなら歯を食いしばって、辛く苦しい思いをしなければいけない」と思い込んでいたような気がする。でも、そんなこと誰が決めたの?楽しく*1努力したっていいんだ、と気付くことができた。

理想の自分実現期

自分がやる必要がある仕事をする」という項目が、私の最近考えていることと重なった。

会社で働いていると、自分がいなくても仕事は回るんだな、と思う瞬間が多々ある。というか、組織で動いている以上、誰かがいなくてもフォローできなければならないし、「この人にしか分からない」という仕事はあってはいけない、そういうものなのだ。
でも、私だからこそできることをしたいし、できるようになりたいと思って、ジレンマに苛まれていた。

村上さん曰く、この言葉にある意味は「自分が持っている要素を掛け合わせて、オリジナルな仕事をする」ことと「任せられることは任せる」ということだそう。

この考え方で行くと、私の業務内容自体は誰でもできることであっても、そこに私ならではの工夫を加えることはいくらでもできて、それがオリジナルな仕事につながると思えた。

 

この本の最後にはおふたりのマイルールとして、野心を叶えるための小さな一歩となる行動が紹介されています。

このルールから、はあちゅうさん・村上さんともに、情報収集やインプットはかなり意識して行っていることが伝わってきました。
情報収集の大切さは以前から(それこそはあちゅうさんの本を最初に読んだときから)知っていたし最近も感じていたところだったのですが、おろそかになりがちだったので、仕事でもそれ以外でも積極的に時間を割こうと思います。

*1:楽して、とは異なる