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「仕事はダルい」と認めたら仕事がちょっと楽しくなった

1年半前に、「ONE CAREER」というサイトで4日連続コラムが連載されていました。

 

www.onecareer.jp

 

仕事は楽しいかね?」このお題に沿って4人のライターが順番に記事を掲載していました。
当時トイアンナ氏のファンだったことでこの特集を知り、リアルタイムで更新を楽しみに読んでいました。

そんなトイアンナ氏の記事は以下のタイトル。

楽しくない仕事なんかない。「成長」も「楽しさ」もねだらず、勝ち取る【トイアンナ:特集Vol.2】|就活サイト【ONE CAREER】

彼女は、これまで働いてきた仕事は「どこも最高に楽しかった」と述べています。仕事が楽しい理由は「仕事がそこにあるから」。流石すぎます。

これを読んで私は、私もこうなりたい、と思いました。でも一方で、こういう人には敵わない、とも思いました。
仕事を楽しんで、どんどんキャリアを積んで、自己の成長と社会への貢献のために邁進していくビジネスウーマン。すごく憧れます。
でも現実では、いつもいつも仕事が楽しい訳ではありません。気が乗らない、つまり「ダルい」仕事も山ほどあります。その理由は事象によって様々なのですが。
私も100%仕事が楽しいと言えたらなあ…と、理想と現実のギャップを感じさせられました。

 

ちなみに、トイアンナ氏の一週間前に発表されたニャート氏の記事はこちら。

「でも、仕事って結構ダルい」に100%賛成。その上で、超ネガティブな私がそれでも仕事に前向きにならざるを得ない話【ニャート:特集Vol.1】|就活サイト【ONE CAREER】

ニャート氏の場合、希望してついた仕事だったにも関わらず、実はとんでもなくダルかったそうです。その理由は、「自己裁量できずに、責任と労働力だけ求められていた」から。「仕事の98%はダルくて、好きなことは2%くらいしかできない。」と述べています。

この言葉は、今の私の感覚ととても近いです。

 

それから1年半が経ち、仕事に追われ疲れ果てていたある日、再びこの連載に出会いました。そして考えました。

果たして、今の私は仕事を楽しいと思っているだろうか?

やはり素直にYesとは言えない。
でも、本当はYesと言いたい。
そう考えたとき、「仕事を楽しまなければならないのに、ダルいと思っている自分はダメだ」と自分を責める気持ちが常にあることに気づきました。

本心では仕事がダルいと感じていて、それだけでも辛いことなのに、そんな自分を責めていたらよけいに辛い。それならば、「仕事はダルい」と感じる自分を受け入れよう。仕事はダルいものだ、と認めた上で仕事してみよう、と思いました。

これは思った以上に効果がありました。
仕事に対する期待値が下がったことで、物事をプラスにとらえられるようになったようです。

ダルいと思ったら余計に仕事がダルくなるかと思いましたが、意外にもそうではなく、「あれ?やってみたら意外とできるぞ。思ったよりスイスイ進むぞ」と思うことのほうが多くありました。
また、仕事中にモチベーションが下がる出来事に遭遇しても、「まあ、仕事なんてそんなものか」なんて思えるようになりました。これまでだったらひとしきり落ち込んだ上、こんなことで落ち込む自分はダメだと傷口に塩を塗り込む真似をしていたはずです。
さらに、ニャート氏の言う2%の楽しい仕事に出会えたときの喜びが増しました。これまでは98%の仕事のダルさに嘆く日々でしたが、そちらをデフォルトにしていちいち嘆かなくなることで、楽しい仕事が引き立って見えます。その結果、2%より多くあるような気さえします。

そんなわけで、今、前よりはちょっと仕事が楽しいです。

やっぱり本当は、楽しい仕事を100%に近づけたいけれど、いろいろと思うようにはならない毎日です。2%の楽しい仕事でしっかり成果を出して、そのうちその仕事により多くの時間を使えるようになれるといいのかな。と思っています。