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組合役員と人生計画

10月から、労働組合支部役員を務めることになりました。
任期は2年、現在の業務との兼務です。

当社は一応大企業なので、企業での労働組合があり、全国各地の事業所にそれぞれ労組事務所があります。
今回私は、勤務している事業所にある労組事務所での業務を行う役割を担当します。

といってもまだ候補者段階なのですが。
労組の会議で承認を受けた後、半日は部署での業務、半日は労組事務所に行くという生活スタイルになります。
つまり、これから2年間、半日しか本来の業務ができないということになります。

労組の仕事に興味がないわけではないのです。
むしろ、働き方改革は興味があるし、うちの人事や労務管理のグレーな部分も気になっていたし、単純にいろいろ知らないことを学べそう!という知的好奇心からは面白そうだなーと思っています。

ただし、本来の仕事での成長が遅れるのはとても困る。

退任になる2年後、私は31歳。社歴でいうと7年目です。
それまでに(今のままうまくいけば)結婚している予定です。
そして、7年目には産休に入りたいなーと、前々から計画していたのです。

入社した年は、何故か周囲の女性社員が妊娠・出産ラッシュで、産休に入る方、戻ってきて時短勤務になる方が同じ部署だけで7人いました。
そんな先輩方を見ていて、私が建てた人生計画が「7年目で産休」でした。

うちの職場では、産育休後は基本的に元の部署に復帰できます。閑職に飛ばされるといったことはなく、いわゆる「マミートラック」としてあからさまなものはありません。しかし、時短勤務となると今まで覚えてきたことを生かして活躍することはできても、新しいことを覚えてステップアップしていくのは時短でない人と比べると難しく、成長スピードは下がらざるを得ないのかなと思いました。(※あくまでもうちの職場の場合)

このことから、復帰後の仕事ぶりは復帰前にどれだけスキルアップできたかにかかっていると思いました。そこで、周りの先輩が何年目でどんな仕事をしているかを観察し、どこまでできていれば復帰後の仕事がやりやすいかを考えました。
4~5年だと、まだまだ若手で、実務をバリバリこなしているところ。始めてしまうと1日かかりきりになる仕事も多い。そうなると、復帰後に時短で頑張るのは難しそう。子供が複数ならなおさら。(実際、辞めてしまった先輩もいました)
6年くらい働けば、プロジェクト推進・統括の仕事も増え、書類作成や資料作成の比重が上がってきます。また、後輩に仕事を振ることもできるようになってきます。責任は大きくなりますが、時間に応じた仕事のしやすさではそのフェーズに入ってからが良いと思いました。
肉体的にはとっくに適齢期は迎えているので早いほうが良いというのも踏まえて、決めたのが「7年目で産休」。

それからは、そこから逆算して仕事もプライベートも行動してきました。
なので5年目の今は働き時、あらゆる業務にどんどん取り組んで覚えていく時期と決めていたのです。

ですが、労組役員就任により、本来の業務をセーブせざるを得なくなった。
(すでに新規の重たい業務は振られなくなっており、仕事をまとめに入ってる感がすごくしています)
しかも、退任後に部署業務に戻れても、このままの計画ですぐ産育休、復帰後時短勤務になってしまったら、フルタイムで仕事をできる期間は10年単位でしばらくないのでは??
と思い、大変不安になりました。

でも、決まってしまった以上、やるしかありません。

部署での半日には集中して業務に取り組み、先輩の仕事ぶりも見て盗み、成長スピードを上げていく。
また、労組業務はできる限り効率化して、徐々に事務所に行く時間を減らす。

まあ、そんな思い通りのタイミングで結婚・出産できるかはさておき、なのですが。
結局のところ、そのときになってみないと分からない部分は多いので、そのときどきで良い判断をしていこうかなと思います。