「係」と「係り」どちらが正解?→ルールは内閣告示にあり!
会社に入って疑問に思ったことのひとつなのですが、メールなどで「係り」という表記を多く見かけます。例えば、部署内の「備品係り」だったり、レセプションの「受付係り」といったように。
これまで、私はずっと「係」という表現を使ってきました。小学生のときから「生き物係」「保健係」といったように書いていて、送り仮名をつけようとは思ったことがなかったのです。が、周りに送り仮名をつけている人が多いので、もしかしたらこちらが正しいのか?と思って調べてみました。
そして見つけたのが、内閣告示「送り仮名の付け方」。
送り仮名について、国でガイドラインを定めているなんて今まで知りませんでした。
そこには「係」についても記載がありました。以下に引用します(太字は私がつけたものです)。
通則4
本則 活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に「さ」,「み」,「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは,もとの語の送り仮名の付け方によって送る。
〔例〕
(1) 活用のある語から転じたもの。
動き 仰せ 恐れ 薫り 曇り 調べ 届け 願い 晴れ
当たり 代わり 向かい
狩り 答え 問い 祭り 群れ
憩い 愁い 憂い 香り 極み 初め
近く 遠く
「係」も「係る」という動詞の活用から転じた名詞なので、この本則に従う限り「係り」と送り仮名が必要です。
ただし、この本則には下記の例外があります。
例外 次の語は,送り仮名を付けない。
謡 虞 趣 氷 印 頂 帯 畳
卸 煙 恋 志 次 隣 富 恥 話 光 舞
折 係 掛(かかり) 組 肥 並(なみ) 巻 割
(注意) ここに掲げた「組」は,「花の組」,「赤の組」などのように使った場合の「くみ」であり,例えば,「活字の組みがゆるむ。」などとして使う場合の「くみ」を意味するものではない。「光」,「折」,「係」なども,同様に動詞の意識が残っているような使い方の場合は,この例外に該当しない。したがって,本則を適用して送り仮名を付ける
ということだそうです。
つまり、本則を適用するのは「係る」という動詞の意識が残っているときのみ。例えば「係り結び」のような場合には送り仮名をつけていますよね。
一方、「備品係」のように使うときはやはり送り仮名はいらないようです。
ということで、自信をもって「係」と書いていきたいと思います。
とはいえ、この原則は法令・公用文書・新聞・雑誌・放送などに適用するものなので、社内のメールぐらいでは送り仮名がついていても間違いとまでは言えないかな、とも思いますが。
他にも、文章を書く上で参考になる内閣告示・訓令があったので紹介します。
・現代仮名遣い
「わ」と「は」とか「づ」と「ず」のような使い分けがわかります。
・公用文における漢字使用等について(PDFファイルです)
漢字もあるけどひらがなでも書くような単語について、どちらで書くべきか示されています。
社内文書で「○○のとおり」とひらがなで書くのが初めは違和感あったのですが、これに従っていると知って納得しました。
うーん、日本語難しいですね!笑 すべてに従う必要はなさそうですが、迷ったときにはこれらを参考にしてみたいなと思いました。
あれもこれも欲しいなんて欲張りだったかもしれない
今日、転職エージェントのカウンセリングを受けてきました。
今の仕事は人にも環境にも恵まれているとは思うのですが、やっぱり学生時代の専攻にもっと近い領域で仕事がしたいと思うようになりました。
異業種・同職種の転職ということになりますが、どれぐらい可能性があるのか、自分のキャリア(というほどのものでもまだないですが)を生かして応募できる求人があるのかを知りたいと思い、軽い気持ちでエージェントに登録し、カウンセリングを申し込んでみました。
結論としては、紹介してもらえる求人はある。経歴を拡大解釈させてアピールすれば、より幅を広げることも可能。それでも同業種への転職に比べて応募できる求人数は減るし、そもそも今の業種より希望業種のほうが求人数が少ない。さらに、同業種の経験者が応募していたらそちらが採用される可能性が高いから、チャレンジ的な面は強いし、数もこなさないといけない。
という話でした。
まあ当たり前ですよね…
それでも、希望業種の中で条件を満たしている求人をいくつか見つけることができました。
しかし。
現在、外科手術を受けることを前提に歯列矯正をしています。時期はまだ未定ですが、おそらくあと1年前後で手術の予定で、10日~2週間程度入院が必要です。そのため、ある程度まとめて休暇をとることになります。
会社の休日を最大限利用できればと思っていますが、そううまくいくかなんてまだ分かりません。
今の会社にもまだ言っていませんが、早めに話して調整をしようと思っています。たぶん休み自体は、周りの人を見ている限り取れないことはないと思います。
これから転職活動をするとなると、働き始めて1年もしないうちに長期休暇をとることになってしまうので、それはせっかく入社した会社に迷惑をかけるし、自分も居辛くなるだろうな…と思ってためらっています。カウンセラーの方にも相談しましたが、当然良い顔はされませんでした。
異業種への転職ならできるだけ早いほうがいい、今なら第二新卒としてギリギリ扱ってもらうこともできるとはいえ、いまさら手術をやめるわけにはいかない。なにより、外科矯正をしたいというのは自分の希望で、それこそ大学の専攻を選ぶ前からの夢だったのです。
外科矯正もしたいしやりたい仕事もしたい、というのはちょっとわがままだったのかな。
自分のやりたいことに素直になるのは大切なことだけど、時間は有限だし、身体はひとつしかない。夢に向かって行動することはできても、何でも自分の思い通りにできるわけじゃない。
とりあえず今は矯正を無事終わらせることを考えつつ、今の会社で頑張ろうと思います。今の仕事もまだまだできないことはたくさんあるし、部署を変えてやりたい領域にもう一歩ぐらい近づくことも可能だし*1。矯正がひと段落したら、また考えます。
*1:ボスが怖いことで有名なので二の足を踏んでいるのですが…手術が終わってから異動したいかな
2017年の手帳はEDiT(A6バーチカル)にしました
以前記事にした通り、来年はバーチカルの手帳を使いたいと思い、A6に絞って探していました。
結局、EDiTにしました。
スープル・ビス チェリーピンクです。
愛用のピュアモルトのシャープペン(名前入り)とともに写してみました。
表紙がつるつるすべすべで触っていてたのしいです。
ブラウニー手帳と最後まで悩んだのですが、
・見た目(デザインと色)が好み
・紙が白くて綺麗
・マンスリーがブロックタイプで使いやすそう
(ブラウニーはガントチャートなので、使いこなせなそう)
といった理由から、こちらを選びました。
ここからは、手帳の中身を紹介していきます。
年間カレンダー(2016~2018年)
イヤープラン
1年の計を立てるのに活用できそうなページがついています。
マンスリー(2016年12月~2018年1月)
ノーマルなブロックタイプ。
六曜は大安・友引・仏滅だけ載っています。たしかに先勝・先負・赤口って使うことないですね…。ちなみに赤口の読み方が「しゃっこう」だと今知りました。
満月・新月など、月の満ち欠けもわかります。
ウィークリー(バーチカル:2016年12月~2017年12月)
6時~22時の時間軸がついています。罫線が薄いので、時間軸の上に文字を書いても見やすそうでいいなと思いました。
左端にはその週が1年の何週目か、日付の下にはその日が1年の何日目か、残りあと何日かが載っています。1年を計画的に過ごすのに役立ちそうです。
ノート
52ページのノート欄があります。
お役立ちページ
・アドレス帳
・海外の祝日
・国際電話の国番号・エリアコード
・単位変換表
・郵便料金
・年齢と西暦・年号の対応表
・時差一覧
・地下鉄路線図(東京、大阪、名古屋、京都、神戸、札幌、仙台、横浜、福岡、マンハッタン、パリ、ロンドン、ミラノ、香港、台北)
地下鉄路線図、1年間で東京以外を活用する機会があるといいな…って感じですが。
時差一覧は、海外出張中の人と連絡を取りたいときに役立つかもしれません。
ところで、手にしてまだ1日も経っていないのですが、早速不便な点を発見してしまいました。
・ペンホルダーがついていない
・ポケットがない
ポケットには会社休日が載っているカード型のカレンダーを入れたり、何かと使っていたので、ちょっと不便だなと思ってしまいました。店頭でサンプルを見ていたときには全く考えもしなかったのですが…
しかたないので、ペンはバッグに、カレンダーは財布に入れようと思います。
(2016.11.17追記)
各ページの写真をアップしました。